飲み会前にチェック!二日酔いの予防策と対処法を徹底解説

忘年会や新年会、会社の飲み会などでお酒を飲むことが増える季節ってありますよね。

「お酒は控えないといけないけど、付き合いの飲み会は断れない」
「飲み会の翌日に仕事があることが多いから、翌日に残る飲み方はやめたい」
「年々、二日酔いがひどくなってきている」
こんな風に、お酒との付き合い方に悩んでいる社会人の方も多いでしょう。

二日酔いは、ある程度体質に左右される症状ですが、予防することで症状を和らげることは可能です。

今回は二日酔いの予防法や対処法について解説していきます。
二日酔い対策を万全にして、楽しいお酒を飲みましょう!


「頭が痛い」だけじゃない。二日酔いの症状・原因とは?

最初に、二日酔いにはどのような症状・原因があるのかをみていきましょう。

頭痛

代表的なのは頭痛でしょう。

これは、血のなかにアルコールが混ざることによって、血管が拡張することによっておきる痛みです。

胸やけ

食べすぎたから胸やけが…と思っていても、実はその胸やけ、アルコールのせいである可能性もあります。

アルコールが胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌が増えることによって胸やけがおこっているのです。

吐き気

吐き気は胃酸過多・消化不良・脱水症状など様々な原因で起こります。

なぜアルコールによって脱水症状になるかというと、アルコールには利尿作用があるためです。
アルコールによって利尿作用が促進され、飲酒している以上の水分が体の外に排出され、体が脱水状態になります。

体の水分が失われ、脳からも液体(脳髄液)が失われることにより、脳への圧力が変化し、それが吐き気の原因になるのです。

のどの渇き

アルコールには利尿作用があり、脱水症状を引き起こします。

また、アルコールの分解自体にも水分が必要なため、アルコールを摂取した翌日にはやたらのどが渇く、という症状が出がちです。

脱力感

お酒を飲んだ翌日、「なんだかだるい」「体に力が入らない」と感じる方もいるでしょう。

アルコールを摂取すると、抗利尿ホルモンの分泌が抑制されるため、尿の量が増します。
その際に、カルシウム・マグネシウムなどの筋肉の収縮を司る物質も一緒に排出されてしまいます。

これが、「だるい」「なんだかしんどい」といった症状を引き起こすのです。

二日酔いは予防できる!すぐに実践できる予防法5つ

では次に、二日酔いの効果的な予防法について解説していきます。

二日酔いの予防法1
アルコールと一緒に水を飲む

すぐにでも実践できるのは「アルコールと一緒に水を飲む」予防法です。

アルコールは利尿作用が高く、脱水症状になりやすくなるために、のどの渇きや吐き気などの症状が起こる、と先ほどご説明しました。
「脱水症状」が二日酔いの原因のひとつなわけですから、この脱水症状をおこさないように、水分を積極的に摂取すればよいのです。

アルコールと一緒に水を摂取することで「アルコールが薄くなる」「アルコールの吸収を和らげる」という効果が得られます。

また、水ではなく緑茶を摂取することもおすすめできます。
緑茶に含まれる「カテキン」が健康にいいという情報は耳にしたことがある方も多いでしょう。

このカテキン、実はアルコールの吸収を妨げる役割があるんです。
それゆえ、二日酔い対策にとても適しています。
「高濃度カテキン」をウリにした商品がありますので、二日酔い対策として買っておくのもいいでしょう。

注意していただきたいのは、玉露や抹茶にはカテキンがほとんど含まれていない、という点です。
「同じお茶だから二日酔い対策になるだろう」と考えるのは早計です。

アルコールと一緒に摂取するなら、かならずカテキンが含まれているお茶を選びましょう。

二日酔いの予防法2
アルコールを摂取する前に食べ物を胃に入れる

二日酔いにならないためには、できるだけ「アルコールの吸収を和らげる」必要があります。

空腹のところにアルコールを摂取すると、胃が非常にアルコール摂取しやすい状態になっているため、二日酔いになりやすくなってしまいます。
ですから、アルコール摂取の前には、ある程度胃に食べ物を入れておく必要があります。

アルコール摂取まえに胃に入れておくべき食べ物は、ずばり「脂肪分を含んだ食べ物」です。

脂肪は消化に時間がかかります。
消化に時間がかかる食べ物を先に流し込んでおくことによって、アルコールが胃で吸収される速度を遅らせることができ、二日酔い予防になります。

アルコール摂取前に食べたい食べ物

  • 乳製品
  • アーモンド
  • チーズ
  • ココナッツ
  • マーガリン
  • 豚肉
  • アボガト
  • まぐろのトロ

上記のような脂肪分を含み、消化に時間がかかる食べ物をアルコール前に摂取しておきましょう。

二日酔いの予防法3
お腹を温める

冬に、お腹にカイロを貼っている人っていますよね。

実はあの行動、気が付かないうちに二日酔い予防にもなっているんです。
というのは、二日酔いになりにくくするためには肝機能を高めておくことが効果的だからです。

アルコールを飲んでいるとき、または飲んだあとの消化している時間帯に、カイロを貼るなどして肝臓のあたりを温めましょう。
それにより肝機能が高まり、二日酔い予防になります。

二日酔いの予防法4
サプリメントをとる

ウコンを含んだサプリメントなどを摂取しておくことで、胆汁の分泌を促し、代謝機能を高めることができます。

「仕事柄飲み会が多く、どうしても酒量が増えてしまう」という人は、サプリメントを常備しておくのがよいでしょう。

二日酔いの予防法5
お風呂の温度設定を下げる

熱いお湯が好き、という人もいるでしょうが、二日酔いが心配な日の前日は、ぬるめのお湯につかりましょう。
というのは、熱いお湯につかっていると、発汗が促され、脱水症状を引き起こしてしまいがちだからです。

なるべくぬるめのお湯を使用して、脱水が起こらないように気を付けましょう。
また、入浴後はかならず水分補給を行いましょう。

熱いお湯のお風呂が推奨できないことと同様に、もちろんサウナなどの発汗を促す施設の利用も避けましょう。

それでも二日酔いになってしまったら…効果的な対処法5つ

ここまで二日酔いの予防法を解説してきましたが、それでも二日酔いになってしまった、という場合もあるでしょう。

ここからは、覚えておきたい二日酔いの対処法について解説します。

二日酔いの対処法1
つぼを押す

車酔いなどをする方は、酔いを改善するツボをご存知の方が多いと思います。

実はそのツボ押し、二日酔いにも効果を発揮します。
ここでは二つの二日酔いに効くツボをご紹介します。

内関(ないかん)

内関は手首にあるツボです。
手首の下の、指三本分くらい下の位置にあります。

このツボをぎゅっと押すことによって、二日酔いの吐き気に効果を発揮します。

合谷(ごうこく)

合谷は、手の親指と人差し指の付け根にあります。
「乗り物酔いに効くツボ」としてご存知の方も多い有名なツボです。

合谷は、二日酔いによる頭痛や吐き気にも効果を発揮します。


上記のツボは、基本的には、指で押すだけで効果を得られます。
ツボ押し棒などを持っている方は、それを使ってもいいでしょう。

二日酔いの対処法2
糖分を摂取する

アルコールは、肝臓で処理されています。

アルコールを大量に摂取した場合、肝臓はアルコールの分解に必死になってしまい、本来肝臓が行うべき他の業務がおろそかになってしまう場合があります。

通常時であれば、肝臓は糖分を蓄えており、必要に応じて供給しているのですが、アルコールにかまけている肝臓は、糖分の生産まで手が回りません。
それゆえ、低血糖状態になり、頭痛や筋肉痛などといった二日酔いの症状が出てしまっている場合が考えられます。

低血糖状態を正常に戻すためには、糖分を適切に補充する必要があります。

二日酔い対策に優れている糖分

  • 果物のジュース
  • スポーツドリンク

二日酔いが原因の頭痛や筋肉痛などが疑われる場合、適切に糖分を補給して、低血糖状態から回復しましょう。

二日酔いの対処法3
アセトアルデヒドの解毒を助ける食材を食べる

アセトアルデヒドとは、肝臓でアルコールを分解する過程で出てくる物質です。
そしてこの物質は頭痛、だるさなどを引き起こす原因になります。

アセトアルデヒドで二日酔いが悪化しないように、できるだけ素早くアセトアルデヒドを解毒する必要があります。

アセトアルデヒドの解毒に適した食材

  • ひまわりの種
  • しじみ
  • 胡麻
  • トマト

「しじみ汁が二日酔い改善に効く」というのは、アセトアルデヒドの解毒を助ける効果があるためです。

二日酔いの対処法4
フルーツを食べる

フルーツに含まれる、ビタミンC、ビタミンB、クエン酸、果糖などは、肝臓の働きを助ける効果があることをご存知でしょうか?

肝臓の機能が弱りがちな二日酔い時には、積極的にフルーツを取るようにしましょう。

肝臓の働きを助ける成分を含む果物

  • グレープフルーツ
  • レモン
  • りんご

「二日酔いで食欲がない」という方でも、フルーツなどの摂取は行っていた方がよいでしょう。

二日酔いの対処法5
水分補給!

最後に、重要なことは、水分補給をおこたらないことです。
できるだけ積極的に水分を摂取し、脱水症状を防ぎましょう。

お風呂に入るときも同様です。
「お風呂にゆっくりつかりたい」という方は、お風呂場にペットボトルを持ち込み、こまめに水分補給しながら入浴することをお勧めします。

どうしても辛いときは、二日酔いに効く市販薬で改善

「食生活などで対処できるレベルの二日酔いではない」「即効性が欲しい」という方は、二日酔いに効く市販薬を試してみましょう。

選び方と注意点

「二日酔いに効く薬が欲しい」と薬局にいっても、薬がたくさんあって選べない、という方も多いでしょう。

そういった場合に最もおすすめの方法は、薬剤師さんに症状を言って、その症状に合った薬をお勧めしてもらうことです。
二日酔いの症状は、頭痛・吐き気・だるさ・のどの渇き…など多岐にわたりますから、症状に照らし合わせて薬を選ぶ必要があります。

薬剤師さんは薬のプロですから、時間があれば薬剤師さんがいる薬局に行って、薬を選んでもらいましょう。

症状別!二日酔いに効く市販薬

ここでは、二日酔いに効く代表的な市販薬2つをご紹介します。

二日酔いに効く市販薬1
下痢や腹痛に!ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒

こちらの漢方には生薬「猪苓(ちょれい)」が含まれています。
「猪苓(ちょれい)」には、利尿作用があるため、アセトアルデヒドを尿として排出してくれるのを手助けします。

また生薬「桂枝(けいし)」は身体をあたため、血行を改善する効果もあり、頭痛・めまいを軽減するという効果も期待できます。

二日酔いに効く市販薬2
吐き気や胃のむかつきに!太田胃散

太田胃散には、7種類の胃を健康にする作用を持つ生薬と、4種類の胃酸を抑制する作用をもつ制酸剤が配合されています。

胃の働きを助け、吐き気・胃のむかつきを緩和する黄河があります。

若いときより二日酔いがひどくなったという人は要注意!肝機能が弱っているのかも

ところで、「若いときはほとんど二日酔いにならなかったのに」「年々二日酔いがひどくなっている」という方もいらっしゃるかと思います。

そういった場合は、肝機能が弱っているケースが考えられます。
肝機能が弱ると、二日酔い以外にも、肝臓病などの病気を引き起こしやすくなってしまいます。

日頃から肝機能を高める行動を心がけておきましょう。

効果的に肝機能を高める食生活改善法3つ

ここからは、『肝機能を高める知恵とコツ』(主婦の友社)を参考に、肝機能を高める食生活についてご説明します。

肝機能を高める食生活1
禁煙する

肝臓を労わる際に最初に実践すべきことは、禁煙です。

タバコには、ニコチン・タール・一酸化炭素などの有害物質が含まれています。
これらは、すべて肝臓が解毒しなければならない有害物質であり、肝臓の機能の低下の原因になります。

肝機能を高める食生活2
塩分を控える

塩分の取りすぎは肝機能の低下につながります。

昔「日本人は塩分取りすぎ!」というCMがあったように、なにかと塩分を取りすぎるのが私達日本人です。
ここでは、塩分を取りすぎないためのコツをお伝えします。

塩分を取りすぎないための一工夫
  • 食卓に塩やソースを置いておかない
  • お味噌汁は朝か夜のどちらかにする
  • 麺類を食べる場合、つゆは飲まないようにする
  • ご飯にはふりかけは使わない
  • ドレッシングを塩分の少ないもの(レモン汁など)にする
  • お刺身のお醤油は、レモン汁などの柑橘類を足して薄める
  • 海藻類は洗って塩分をよく落としてから料理に使用する

肝機能を高める食生活3
食事は一日三食、規則正しくとる

不規則な食事は肝臓の代謝に悪影響を与えますから、なるべく食事は一日三食、決まった時間にとりましょう。

肝臓に負担をかけない食事スタイル
  • 規則正しく食べる
  • よく噛んで食べる
  • 腹八分目にする
NG!肝臓に負担をかける食事スタイル
  • 朝食や昼食をぬく
  • 早食い・ドカ食いする

今回は、二日酔いの症状と原因・予防法・対処法、市販薬、そして肝機能を改善するための食生活について解説してきました。

「お酒が好きで、できるだけ長くお酒を楽しみたい」という方は、日ごろから肝臓を労わる食生活を心がけていただきたいと思います。

二日酔いは、予防法の実践によって、症状を和らげることができます。
飲み会があると分かっている日は、事前にこの記事を読み返していただき、復習していただければと思います。

二日酔いの予防法・対処法を頭に入れ、美味しいお酒を楽しみましょう。