手足の冷えに悩んでいる必見!つらい冷え性の解消法(改善)・症状・原因まとめ

わわっ!寒そうですね…!
顔色も真っ白だし、ガタガタ、ぶるぶるしてるじゃないですか。

えっ?冷え性?
手も足も冷たくてしかたがない?
とにかく寒くて仕方がないから、どうにかしたい?

あわわわわ

ささ、あったかい生姜湯をどうぞ。
こっちのストーブの前があったかいですよ。
ひざ掛けどうぞ。
ホッカイロもどうぞ。

ちょっと落ち着きました?
「冷え」、辛いですよね。
夏場のクーラーもつらいけれど、冬場の寝る前や早朝の起き抜け、オフィスでの座り仕事の時なんかも、しんしんと冷えてきます。

うんうん、わかりました。
とにかく一刻も早く「手足の冷えの解決法」が知りたいですね!

では、いきなりですけれど凍えてしまう前に、とにかくこの事だけを覚えておいて下さい!

「手足の冷え」にはいろいろな対策法がありますが、どんな対策法にも共通しているメソッドがあるんです。

それは身体の中心部の温度と外気との温度差に注目する事。

え?
いきなり外気とか身体の中心部の温度とか言われても、何のことだかさっぱりわからない?
…そうですよね
では後で、どうして身体の中心の温度と手足の冷えが関係があるのかを説明しますね。

でもまず、冷えの改善方法であったまりましょう!
「手足の冷え」の予防方法や改善方法をお話します。

あ、生姜湯のおかわりはいかがですか?
…ハイ、どうぞ…って
わぁ!指が氷みたいに冷たいですよ


冷え性解消・改善法

「手足の冷え」の改善には、いろいろな方法があります。
何を食べるといいのかや、どんなお風呂に入ればいいのか、洋服の事や運動の事など。

あまりにもいろいろな方法があるので一通り試してみたいけれど、いざ試そうとすると「…あれっ、覚えきれないよ…」なんて事になってしまいそうです。

でも大丈夫。
実は「手足の冷え」を取るための改善方法には、ある共通したメソッドがあるのです。

そのメソッドをまず説明しましょう。

これだけ覚えておこう!冷え性解消の基本メソッド

実は冷え対策の大原則は“外気(体表面)と体内温度の温度差を小さくする事”なのです。

外気とは、部屋の温度(室内にいる場合)や気温(戸外にいる場合)、身体の表面の温度の事です。

体内温度とは、身体の中心部の血液の温度や胃や腸といった消化器の温度です。
人によって少し違いますがだいたい37度ぐらいで変化しません。

この基本だけを覚えておけばもう迷いませんよ。

では実際に、このメソッドを使っての手足の冷えの改善方法を紹介していきますね。

入浴編

お風呂の入り方はぬるめのお風呂にゆっくりと

では、手足の冷えを改善するお風呂の入り方を紹介します。

さむーい冬の日には、熱々のお風呂に入りたくなりますよね。
でも実は、冷えの改善のためには熱いお風呂よりも、ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かる方が効果的なのです。

これは熱いお風呂では、基本メソッドの“外気(体表面)と体内温度の温度差を小さくする事”が出来ないから。

お風呂の温度が熱ければ熱いほど、体内温度(約37度)との温度差が大きくなってしまい、体温の調節が難しくなってしまいます。

ですからぬるめのお風呂の方が良いのです。
ぬるめのお風呂とは39~40度ぐらいの湯温のお風呂です。
ぬるめのお風呂ですので15分以上湯船に浸かって、ゆっくりじっくりと芯から身体を温めましょう。

お風呂あがりも気を抜かず保温!

お風呂あがりにも注意が必要です。

せっかくお風呂で全身が暖まっても、寒いお風呂の外と温まった身体との温度差が大きいと体表面の温度は一気に下がってしまいます。
これではかえって体内温度との差が広がってしまい、冷えの改善には逆効果です。

せっかくのお風呂がムダにならないように、お風呂あがりにはすぐに暖かい部屋着や厚めのバスローブなどで全身を保温して、体表面の温度が下がらないようにしましょう。

ツボ編

人生には、外しちゃいけない、ここぞ!というツボがあります。
新しい会社の初日とか、合コンの一言目とか…

…気になるあの人と、たまたまシフトの合った残業後とか…
…はっ、つい感傷に浸ってしまいました…

手足の冷えの改善のお話でした。
そう、ここぞ!というツボがですね、人生にあるように、身体にも手足の冷えにもあるのです。

そのツボをぎゅぎゅっと押す事で、手足の血行を良くして温める事ができる「冷え改善のツボ」を次はご紹介します。

冷え取りの秘策 身体の魔法のポイント「冷え取りのツボ」

それではまず比較的押しやすい場所にあるツボから紹介します。

  1. 【湧泉】(ゆうせん)
    足の裏にあるツボです。
    足のつま先から踵までの、つま先側の3分の1の場所の中央にくぼみがありますね。
    そこが【湧泉】(ゆうせん)です。左右両足にあります。
  2. 【三陰交】(さんいんこう)
    くるぶしの近く、足の内側にあるツボです。
    足の内くるぶしの骨のでっぱりの上の端から、片手の人差し指から小指までの横幅だけ上にあるのが【三陰交】(さんいんこう)です。
    内くるぶしから真上に上がってください。左右両足にあります。
  3. 【太谿】(たいけい)
    内側のくるぶしのすぐそばにあるツボです。
    内くるぶしの骨のでっぱりの、背中側のすぐ横にくぼみがありますね。
    そこが【太谿】(たいけい)です。左右両足にあります。

次はおなかにあるツボです。

  1. 【中脘】(ちゅうかん)
    おへそから真上に片手の5本の指の横幅だけ上にあがったところにあるツボです。
    身体の中心線の上にあります。
  2. 【天枢】(てんすう)
    おへそから左右の両サイドに人差し指から薬指までの横幅だけ離れたところにあるツボです。おへそから真横の高さです。
    【天枢】(てんすう)は、おへその左右に1つづつあります。

ツボが見つけにくい場合は見てみてはいかがでしょうか。

参考:デジタルツボブック せんねん灸HP


どうですか?ツボは見つけられましたか?

ツボの場所はその人その人で、微妙に違っています。
押したいツボのだいたいの場所の周囲にある

  • 押すと指先が他の場所よりもめり込むポイント
  • 強めに押すと“痛気持ちいい”ポイント

を探すのがツボを見つけるコツです。


見つけたツボは

  • 親指のはらの部分で
  • 一押し2~3秒間かけて、気持ちいいと感じる程度のやや強めの強さで
  • 押した後はゆっくりと指を離して

押します。

この押し方で1つのツボにつき数分間、断続的に押すのが正しいツボの押し方です。
とはいえ、言葉だけではツボの位置は説明しにくいもの。

お灸のメーカーであるせんねん灸さんのHPでは、わかりやすいイラストでツボの位置を紹介しています。

ストレッチ・マッサージ編


ストレッチやマッサージも、手足の冷えを改善するためにはとても効果的です。

真冬でもジョギングやウォーキングをしていると、身体中が温まって熱くなってきますよね?
これは筋肉には動くときに熱を生み出す性質があるからです。

またひどい冷えを感じて冷たくなっている部分では、血液の流れが悪くなっています。
血液の流れが悪くなると老廃物などがスムーズに運ばれずに、その部分がむくみやすくなってしまいます。

むくみになってしまった老廃物や余分な体液などは筋肉にくらべて温まりにくいため、むくみのある部分では冷えがひどくなってしまうのです。

ストレッチをする事で筋肉を動かし、冷えのある部分だけでなく全身を温める事ができます。

こちらは簡単にできる下半身を中心としたストレッチの動画です。
特に下半身には大きな筋肉がたくさんあり、動かす事でストレッチによる冷え取りの効果がでやすいのです。

またこちらは、足浴やリフレクソロジーを組み合わせた足のマッサージです。
マッサージをする事で、むくみのもとになる老廃物や余分な体液を流すことができます。

どちらも室内で簡単にできるので、ぜひお試しくださいね!


症状

さて、手足の冷えは少しよくなりましたか?
…どれどれ。

あ、指先がさっきよりずっとあったかくなってきてますよ!
顔色もよくなってきましたね!

よかった!
マッサージや入浴は毎日の習慣にして繰り返すことで、少しずつ冷えのおこりにくい身体に改善していく効果があります。
ぜひ続けてみてくださいね!

ではここで、手足が冷える人によく見られる症状をまとめておきましょう。

冷えの人によく見られる症状

  • 手足が冷たい
  • 冷房にあたると具合が悪くなる(温めると症状が改善する) 
  • 秋口から春の終わりまでカイロや電気毛布がかかせない  
  • 寝るとき足が冷たくてつらく感じる
  • すぐにおなかが痛くなる
  • 下痢をしやすい

どうでしょう?
あてはまる項目の多かった方は、ぜひ上で上げた「手足の冷えの改善方法」をためしてみて下さいね。

そもそもなんで手足ばっかり冷たいの?

では手足もあたたまったことですし、ここで“どうして手足の先ばかりが冷えてしまうのか”を少し説明しますね。


身体の内部の温度は37度でなくてはならない

実は人間の身体というのは、場所によって温度が違っているのです。

この温度は身体の内部ほど高く、身体の外側に近づくほど低くなっています。
そして、身体の内部である中心部の温度は常に同じ温度に保たれています。

その温度とは約37度です。
“どうして37度なの?”と思いましたか?
これは私たちの身体のなかにある、酵素という物質がもっともよく働く事のできる温度なのです。

酵素には37度前後でもっともよく働く事ができ、逆に低すぎる温度や高すぎる温度では、働く事が出来ないという特徴があります。

酵素は私たちの生命活動の維持に無くてはならない役割をはたしています。
そのために、酵素がたくさん存在し活動している場所である身体の中心部はどんな場合でも37度に保たれなければならないのです。

身体の内部が外気温の変化に影響されない仕組み

その一方で、私たちの身体の外側である体表面は常に外気と接しているため、気温の変化の影響を大きく受けています。

夏場には体表面の温度は37度よりも高くなり、冬場には体表面の温度は37度よりも低くなってしまいます。

この体表面の温度は、体表面の近くを循環する血液の温度を変化させその血液が身体の内部に戻った時に、身体の中心部分の温度を変えてしまいます。

何もしなければ、夏には身体の中心は37度よりずっと熱くなり、冬には身体中心は37度よりずっと低くなって、酵素が働くことができなくなってしまいます。

そうならないために、身体には中心部の温度を一定に保つ仕組みが備わっています。
その仕組みとは、体表面に近い場所を流れる血液の温度をコントロールする仕組みです。

冬場や外気温が低い時には、体表面に近い場所にある血管の太さは縮みます。
血管が縮むと血管の表面積は小さくなるので、冷たい外気に血液の温度を奪われにくくなります。

また、血管の太さが縮むので体表面に近い場所に流れる血液の量が減少します。
そのため重要な部分である身体の中心部に暖かい血液を集めることができ、身体の中心部の温度を保つことができます。

反対に夏場や外気温が高い場合には、体表面に近い場所にある血管の太さは拡がります。
血管の表面積が広くなり、効果的に熱を外に逃がす事で血液を冷やす事ができるのです。

これが、私たちの身体の中心部の温度を一定に保つ仕組みです。

すこし複雑だったでしょうか?
この体表面に近い場所の血管の動きは夏場の猫と冬場の猫の様子をイメージしてみると、わかりやすいかもしれません。

暑い夏に昼寝をしている猫は、ぐたーっとお腹をだして長くなっています。
つまり表面積が広くなって伸びているのです!

反対に寒い冬に昼寝をしている猫は、まるくなって小さくなっています。
こちらは表面積が狭くなって縮んでいますね!

…もしかしたら、猫は自分の温度を一定に保とうとしているのかもしれませんね!?

手足が冷たくなるのは、重要な身体の内部を守るため

ではこの「身体の内部を一定の温度に保つための仕組み」が手足の冷えとどのように関係があるのかを見ていきましょう。

寒くなると、体表面に近い場所にある血管の太さは縮み、血液から熱が奪われないように動きます。

体表面に近い場所とは、身体の中心部から離れている場所のことです。
つまり具体的に言えば「手足や手足の先」の事なのです。

「手足や手足の先」で、血管の太さが縮んでしまうとどうなるのでしょう?

まず手足や手足の先にあまり血液がいかなくなる。
その場所の細胞や筋肉に届けられる、酸素や栄養素が減る。

酸素や栄養素があまり無いので、手足や手足の先では筋肉や細胞があまり活動しなくなるということがおこります。

細胞や筋肉は活動するときに熱を生み出すので、結果的に手足や手足の先で生み出される熱が減って冷えてしまうのです。

手足のひどい冷えは、実は大切な身体の中心部を寒さから守るためにおきていたんですね。

自立神経が乱れると末端冷え性になる!?

このように手足や手足の先だけが冷えてしまう症状のなかで、特につらく不快に感じるほどのひどい冷えは、「末端冷え性」と呼ばれています。

この「末端冷え性」は、身体の自律神経の働きと深く関連しています。

自立神経?
また聞きなれない言葉が出てきました。
「末端冷え性」の話の前に、自立神経について少し解説をしましょう。

上で説明したような、体表面近くの血管の収縮といったメカニズムは、私たちの身体では無意識のうちに行われています。

“あ、寒いなー。寒いから血管縮めておかなきゃ!”
なんて考えた事は今までにないですよね?
このような身体が無意識で行うさまざまな仕組みを担当しているのが、「自立神経」なのです。

この「自立神経」はとても優秀で、普段はあまり不具合をおこしません。
…おこさないのですが、とても疲れた時やひどいストレスがかかった時などに、誤作動を起こして故障してしまう事があります。

ちょうどエアコンの温度の自動調節機能がおかしくなってしまうようなイメージですね。

身体の中心部を寒さから守るためとはいえ、不快に感じてしまうほどのひどい冷えを起こすほどに、必要以上に手足の血管が縮んでしまうのは自立神経のバランスが乱れて誤作動を起こしている状態です。

つらい「末端冷え性」は、このような自立神経の乱れが原因である場合もあります。


原因・要因

それではここで、その他にもある手足の冷えのさまざまな原因をまとめてみましょう。

体温が低い事による冷え

  • 体温の自動調節が上手くいかない(自立神経の乱れ)
  • 低血圧で足元に血液が貯まりむくむ
  • 貧血で全身の細胞に酸素が届かない

ストレスによる冷え

  • 緊張で血行が低下
  • ストレスによる自立神経の乱れ

運動不足による冷え

  • 筋肉量が少なく、熱の産生が不足
  • 動かないので血行が促進しない 
  • 水泳などの運動後に温めない

身体を冷やす食品のとり過ぎによる冷え

  • 冷たい食べ物、飲み物のとり過ぎ
  • 生もの(刺身や果物、生野菜)の食べ過ぎ
  • 甘いもの(砂糖)の食べ過ぎ
  • 酢の使い過ぎ

漢方で言う生まれつき冷えやすい体質

  • エネルギー不足になりやすい(気の不足)
  • 血行が滞りやすい(血の不足)
  • むくみやすい(水の不足)

などです。
ひとくちに「手足の冷え」といっても、その原因にはさまざまな要因がからみあっている事がわかりますね。


手足の冷えを改善するための大原則は「外気(体表面)と体内の温度差を小さくすること」
冷え改善の方法を試す時には、ぜひ意識してみてください!

またこの体表面と体内の温度差の自動調節機能をもつ「自立神経」が乱れてしまうと、特にひどい冷えの症状である「末端冷え性」になってしまう場合があります。

冷えの予防法を実践して、手足を暖かく保ってくださいね!